終わりは見えないけれど
必ずあるのだと
ある程度歳を重ねたら
みんな知っているのに
みんな見て見ぬふりをしている
周囲の者が居なくなって
次第に忘れ去られていく
昨日の自分はもう居なくて
今の自分だけが自分の全てで
未来なんて夢のようなもので
終わりが早く来て欲しいようで
来るのは怖いと思っている
死にたいようで死にたくなくて
自殺を想うことは慰めなのだと
ニーチェは言っているから
終わりがあると想うことで
生きやすくなるかもしれない
どうせ終わるならと思おう
どうせ終わるなら
後悔せずに終われるように
力を出し切って生きていこう
どうせ終わるんだから
何があっても大丈夫
何が起きても大丈夫
終わりは見えないけれど
必ずあるのだ