神さま、
天国って、良いところでしょうね。
天国へ行けたなら、どんなに良いでしょう。
祈りを捧げ続ければ、天国へ行けますか。
カルマって、あるんですか。
わたしがわたしになる前に犯した罪なんて、分かるわけがないではないですか。
そのために苦しみを与えられているなんて、おかしくないですか。
転生なんてしたくありません。
天国へ行って、そのまま、ずっと、暮らしていたいです。
そこでどんな姿をしていたとしても、構いません。
どうか、どうか、この生という苦しみから、わたしを、お救いください。
わたしがわたしになる前に罪を犯していたのなら、どうか、お許しください。
ああ、ああ、今、わたしは、この身を焼かれているようです。
じりじり、じりじり、炎で炙られ、少しずつ、灰になっているようです。
いっそのこと、丸焼きにしてくれたなら、どんなに良いでしょう。
わたしはどんな重い罪を背負っているというのですか。
アダムとイブの犯した罪は、こんなにも重いものだったのですか。
こんな苦しみ、天国にはありませんよね。
はやく、はやく、わたしを焼き尽くしてください。
どうか、神さま、わたしをお側に置いてやってください。
永遠に。病める時も、健やかなる時も。
アーメン