寒空の下 斜陽を浴びて歩いていると 果てがないような気がした
この道はどこまでも続いている 日が落ちて闇に飲まれていく
枯れ木に囲まれた道の先に 黒猫がいて 誘うように駆けだした
<追いかけたい>
<やめておけよ>
犬の彫像に見つめられて あっという間に見失った
<光へ辿り着けたかな>
<自分で見つけることだな>
放射状に延びる雲を見て そんな夢を見た